続、パンク修理

またまた変則パンク。釘やガラスを踏んだわけでなくちょっと複雑。でも、こんなパンクもこの所多く発生しています。いわゆるバルブの付け根に傷が付いて穴が開いたようです。

タイヤを外してチェックすると、こんな所に原因が、、、。
同じような2つのリム+リムテープの違いって分かりますか?
パンク を起こしたのは上のほうの一枚目の写真のリムです。
よく見るとバルブが通る穴よりリムテープの穴が大きくて、これだと金属部分にチューブのバルブの根っこが擦れちゃいますね 。リムのバルブ穴とリムテープの穴の大きさが合ってなく、これが原因で根っこに穴が開いたんです。
同類のパンクの原因を見ると必ずこのようになっています。

700cという同じ規格のリムで、同じメーカーのリムテープでどうしてこんな事になるのでしょう。

次の写真を見てください。これは同じメーカーの同じ銘柄のリムです。違うのは多少古いか新しいか、製造のロットが違うとかくらい。両方のリムにバルブを通す穴がありますが、明らかに穴の大きさが違います。
写真上の穴はただ貫通穴、下は2段、段違いに小さい穴と大きい穴。
通常タイヤのバルブの太さは約6ミリ、上のリムの貫通穴は少し余裕でバルブの通る太さの6.5ミリ、下のほうのリムの穴は6.5ミリと9ミリの段違い。
何故ならチェーブの根っこ(擦れて穴が開いた部分は9ミリなのです。バルブ穴より大きい穴を確保してチューブの根っこに負担がかからないように考えられています。
最近の市場は、6.5ミリのバルブ穴の開いたリムが大半のように思います。おそらく、段違いで穴を開けるより一工程少なくて済みコストダウンできるからです。

リムのバルブ穴に種類があると考えて、リムテープ選びをしてください。
チューブのゴムが金属に直接触れる事はパンクに繋がる可能性、大です。
近年、市場にあるリムテープの多くはリムのバルブ穴の大きさの流れに反して9ミリの穴の物です。大きさの合うテープが見つからない場合は要らないチューブを切って一工夫してみましょう。この切れっぱしをバルブにかぶせるだけでトラブルは無くなるはずです。

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dk