チェーンの引き方。

この所、お客さんにチェーンの張り具合はどのくらいでしょうか?チェーンはどのように調整しますか?って聞かれます。
機器が少なくシンプルなシングルギヤー、是非自分で整備して欲しいのでお教えします。

先ずは15ミリのレンチで左右のハブナットを緩めます。

リアタイヤの後ろにしゃがみ込み、写真のように左手をタイヤとシートチューブの間に入れます。

タイヤとシートチューブの間に入れた左手に力をいれタイヤを後ろに引きながら、右手を上下させチェーンの遊び具合を決めます。同時にホイールがチェーンステイの中心(タイヤの延長上にシートチューブがあるように)調整します。

位置が決まったら速やかにハブナットを締めます。片側を一気に締めず両側を交合に締めましょう。必要以上に長いレンチによるナットの締めすぎに注意しましょう。全長17から18位のレンチでいっぱい締め込む程度です。

多少張り気味ですがオススメの張り具合です。しょっちゅう自分でチェーンの具合を気に出来る方はもう少し緩く張ってもいいですが、普段の足として使う場合はこのくらいがオススメです。15ミリ位の遊びがあるようになっています。

その他のポイント
一部の競技用部品(NJS)は例外ですが、 一般部品の精度不足によりチェーンの遊びが均一にならない場合があります。 チェーンリング、クランクピン位置の真円精度不足が原因のようです。張りすぎず、緩すぎないポイントを上手く探してください。

dk