チェーン洗浄

そんなに真っ黒って訳じゃないですが河川敷を走ったので砂埃でガジャガジャです。このままにしておくとチェーンリングが磨り減ってしまいます。

このチェーンは4角ナットとマイナスネジのWロックタイプです。必ず、先に6ミリの四角ナットを外してからマイナスネジを緩めます。

今回洗浄に用意した物。

右から6ミリスパナ、マイナスドライバー、2倍希釈のBORED OIL ,ブラシ、ウエス、洗浄剤
ヒートガン、ステンレスバット


先ずは外したチェーンをステンバットにおきます。

これが今回使うフォームタイプの洗浄剤。

専用洗浄剤を用意できない人は台所の食器洗いの洗剤を用意してください。油汚れにはこのジョイがオススメです。

洗剤をチェーンに直接かけてブラシ(歯ブラシ等)で縦横両側面をゴシゴシと擦ります。

汚れが取れたら水でよくすすぎます。この時点で汚れが取れてない場合は何度か繰り返して洗剤で洗ってください。

こんな感じにきれいになりました。ウエスに取って水気を取ります。エアーツールをもっている方はエアーで水気を飛ばすとさらに時間短縮です。


通常はエアーツールは無いと思うので、しっかりウエスで水分をとったらヒートガン(ヘアードライヤーの代用の可能)の熱でチェーンを乾かしてください。手で触ると ” アチィ ”となる位まで熱を掛けても良いです。完全に水分を乾燥させてください。

次はチェーンリング、小ギヤもウエスで綺麗にします。

キレイになったチェーンにオイルを注します。1コマずつ丁寧に2回ずつ注します。完全に脱脂したので通常より多めに注してください。僕はお気に入りのBORED OILの2倍希釈を使います。

チェーンのチューニングはハブ、BB,比べて放置されがちですが意識して手入れしましょう。

dk

新ロットのStrider Wheels

新しいロットのストライダーホイールが入ってきました。
今回のロットから突然、貼られていなかったリムテープが貼られていたりしてパット見はいい感じですが、ハブの回りが良くないので、取りあえず玉押し調整をしてからの販売となります。アメリカの息のかかった商品は本当に手間が掛かります。


今回入荷の物はシルバーリム、タイヤパターンが違います。

dk

 

 

お花見

毎年この時期になると中目黒の話題は桜でもちきりです。
今週末には桜祭りも開催され、見頃のピークをむかえそうです。
GEEKGARAGEでも工房前のフリースペースに、
ドリンク&フードコーナーをご用意しておりますので皆様ぜひお越し下さい。

街道練習車

もともとはストリートでウイリー等のトリックなどを楽しんでいながらも、トラック競技没頭する友人で僕の自転車競技の師匠、彫男くんの本気チャリをお見せします。

街道ピストレーサーって言うか街道練習車です。

前後は簡易ブレーキ、ブレーキレバーもドロップ用の直ぐに取り外しのできる物です。

              

サイクルコンピューター、サドルバッグ

       

ボトル、クリップ式ボトルケージ、ポンプ

            

前にお見せしたことがあると思うのですが、こんな感じでトゥークリップに足を入れて走っています。クリップバンドを絞めることで相当なペダルとの一体感があります。

             

街道用の装備を外してバンク練習時はこんな感じです。

このキャンディレッドのブリヂストン アンカー製フレームは8630Rパイプを使用したNJSフレームでこの手のフレームでは珍しく10~20ミリスローピングしています。ナガサワに乗る某有名選手のフレームも同じようにスローピングでした。

要らない物が付いてないとシンプルでカッコええなー。
dk

てめぇのチャリ

最近バイクを売っぱらって、足のボルトも抜き真面目に毎日往復28km自転車通勤しておりますが、てめぇのチャリもなんか変えてみようかなぁ~と思っていた矢先、BOSSからSTURMEYARCHERの内装2段キックシフトをブッこんでみれば?と言われ、それイイっすね!って事で早速組み替えてみようと思います。

まずはせっかくフリーにするので今までとは違い、ちょっとゆる~く乗れる仕様に変更したいと思います。そこでハンドルの交換です。以前も船生君に借りていたかなりライズのあるBMXハンドルを使っていたのですが、 今回は更に高めのポジションの8”UPのハンドルに変更です。
多分強風の時は上体が起き過ぎて全然走らないと思いますが、
ちょっと楽しみで思わず顔がニヤケます。

お次はメインのホイールです。これはGEEKGARAGEメカニックのMORIによるハンドビルドで
組み上げてもらいます。
こちらが使用するパーツです。
HUB:STURMEYARCHER Kick Shift2-Speed 32h
RIM:VelocityChukker 32h
SPOKE&NIPPLE:DT


まずはアヤを取り仮組みします。


仮組み出来たら、ホイールを組む上で一番重要な振れ取りです。
過去こちらのブログでも何度か紹介していますが、メカニックMORIの振れに対する
基準が他所では真似出来ない位精密です。
一般的には1mm以内であれば良しとするのですが、MORIは0.5以下でないとお客様にお渡ししておりません。もちろん店頭で販売している完組みホイールも同じ精度で陳列しております。
振れ取りしている時のMORIの目は鬼気迫るものがあります。


有る程度スポークにテンションをかけるとこの様にホイールを馴染ませます。


振れを取って→馴染ませる。この作業を何度も繰り返しホイールを組み上げます。
それでは出来上がったホイールにコグを取り付けます。
僕はTREEの39tを使っていたので後ろは20tにしたいと思います。


こちらのSTURMEYARCHER Kick Shift2-Speedハブはその名の通り後に踏むとギア比が変わるのですが、そのギア比は1.38倍になります。
今回の場合ですと軽い方のギア比が1.95で重い方がその1.38倍の2.691となるわけです。
ちょっと軽いかな?と思いますが、フリーで尚且つ40cのメチャクチャ重たいタイヤなので、
700cのフリーだと個人的にはこの位がちょうど良いと思われ、固定の恩恵をまざまざと感じさせられました。
ちなみにGEEKGARAGEはラインナップとしては16t18t20tの3種類ご用意しております。


固定のコグと違い、ハブにスルっと入れてハブに付属している専用のオーリングでパチンッと止めるすごくシンプルな構造です。


コグが大きくなったのでチェーンを足して、


ピストハブと同じ15mmのハブナットを締め付け、


はい。完成しました!

ブレーキ周りもWレバーでまとめているので、固定自転車のシンプルなルックスもキープ出来ました。肝心の乗り心地はこちらもシンプルに面白いです!
今回使用したSTURMEYARCHERはコースターブレーキのタイプでは無いので、足を後に回す事も出来ますし、上りでチョこんと後に踏んで軽くしてスピードに乗ってきたらまた後ろに踏んで、重くしてなど、状況によって踏み換えられるのは大変魅力的です。
眠っているトリックフレームや競輪フレームをこの様にフリー化し、もうちょい気軽に乗れる仕様にしてみるのは如何でしょうか。
ちなみにお値段は
STURMEYARCHER Kick Shift2-Speed 32h/ 12600yen
SHIMANO 3S SPROKET/ 380yen~ 582yen
となっております。
ホイール組みも含め気になった方はお気軽にお問い合わせ下さい。
もちろん通販も可能です。

最後に、作業工程の画像の手が全てチェックの厚ネルなのはご愛嬌という事で、、、。

Iwrv