消耗品

タイヤは消耗品です。
暖かくなったので、 ” 久々に自転車で通勤したらパンクしてしまって ”  って、修理に来る方が 増えています。自転車は車検がない気軽な乗り物ですが、自己責任で消耗品の点検をしないと走行中にパンクして大惨事になりかねません。

お客さんに良く聞かれるのが、” タイヤの寿命は、、、? ” 本当にむずかしい質問です。タイヤの寿命は使われる条件や頻度によって様々です。一つ言えるのは車やバイクに比べて軽量化の為に薄いゴムが使われるにもかかわらず、非常に高気圧の空気で使用するので車やバイクのタイヤのように長持ちしません。
これは先日に別件修理でお預かりした車輌のタイヤです。古くなっているものの、オーナーはもう少し使いたいとの事、サイド部分を良く確認をしてみるとやっぱり亀裂が入っています。
これからの季節、気温が上昇しタイヤ内が膨張したら即に破裂してパンクします。

自転車、事故やトラブルがなければこんなに便利な乗り物はないです。壊れたり、駄目になる前に、ちょっと気をつけて点検しトラブルや事故を未然に防ぎましょう。

dk

 

ハブ修理

リムがブレーキパッドに接触します。との事で修理預かりしたことろ、原因はメンテされてないハブにありました。写真の様に左右両方のべアリングの玉、シールがバラバラって言うか、粉々に。ホイルがハブアクスルの根元からグラグラになっていました。
この”Suzue Pro Max” 再発されたシールドべアリング仕様です。
アクスルの内側に当たり面がないのでべアリングプーラーを使って慎重にべアリングを取り外ししました。 

ハブ本体、アクスル、ネジ等を念入りに洗浄の上、日本製の特上べアリングを圧入しました。

回転部分は”おかしいな”って思ったら早めに相談を。

M

nagasawa catalog

知り合いから貴重なナガサワ レーシングサイクルのカタログをいただきました。
1978~79年のピスト、ロード、当時のアッセンブルガイド等、もちろん中野浩一選手の真紅のピスト等 情報満載です。ご覧になりたい方は声かけて頂ければお見せしますので。

dk

G.Gおすすめスタンド一覧

この前は便利な作業台を紹介しました。今日はGEEK GARAGEオススメ便利スタンドをお見せします。

向かって左から

リアのハブアクスルを2本の爪で支える折り畳み可能タイプ 1680円
アルミ製 20インチ~700cまで対応  850g  ディスクブレーキ仕様には対応しません。

リアのハブアクスルを2本の爪で支える豪華ディスプレイタイプ 2940円
スチール製 20インチ~700cまで対応  2.2kg ディスクブレーキ仕様には対応しません。

リアハブアクスル及びナットを左右から挟み込んで後輪を持ち上げて自立させる折り畳み可能なタイプ 2310円 スチール製 二段階の高さ調整可能(225mm/365mm)で20インチ~700cまで対応 700g

車輪を枠の間に差し込むだけで自転車を自立させる連結可能なタイプ 3780円
前後2箇所でタイヤを保持し,さらにスポークを枠の上部に当てて支えることで自転車を保持する構造です。枠の間隔はタイヤ幅に合わせて46〜62mm(内幅)の範囲で自由に調整することができます。 スチール製 1、5kg 連結の方法は付属のパイプに次のユニットに真横に接続していくことでスタンドを連結していくことができます。

枠の間に車輪を差し込んで自転車を自立させ,バーの端4つのキャスターホイールでそのまま移動可能なタイプ 3500円
タイヤの幅に合わせて22mm/44mm/65mm(いずれも内幅)の3段階に枠の間隔を調節することができます。 スチール製 1kg

折りたたみ可能なタイプはこんな感じに。

 

注意、お見せしたスタンドは基本的に後輪で支えて使用しましょう。前輪は安定しませんのでくれぐれも注意してください。

dk

 

チェーンの引き方(競輪NJS版)

先日はチェーン引きの付いていない車輌のチェーンの調整について説明しました。今回はNJS競輪車及びチェーン引きのついている車輌のチェーンの調整の仕方を説明します。

左右のハブロックナット、チェーン引きナットを緩め、チェーンはダルダルにします。

緩めたチェーン引きのナットを左右同じように締めながら好みのチェーン遊び量をきめます。好みの遊び幅は写真のように指でチェーンを上下させて決めます。チェーンの遊び具合は先日の記事を参考にしてください。僕は結構緩めが好きで上下のたわみが30ミリ位はあると思います。
緩めだと軽く踏めるように感じますが、過ぎると思ったようにダッシュがかからなかったり、踏み方が安定しないとクランクの力がうまくコグに伝わりません。色々と試して自分の好みを見つけてください。

ハブナットは緩んだままでチェーン引きのみでチェーンを引っ張っている状態です。

 

左右のチェーン引きで好みに調整できたら写真の様にリムとシートチューブを手で掴みます。
リムとシートチューブを掴むことでチェーン引きで調整したハブの位置を整え、更に、掴んだリムがチェーンステイの真ん中に来る様に固定します。 

手でしっかりと掴んで左右のハブナットを締め込みます。

さらに持ち替えて。

左右のハブナットを締めたら10ミリのスパナでチェーン引きのナットも締めます。(ナットが緩まない程度)

ひと通りの作業が終わったら倒立台から自転車を降ろして、前後のタイヤを地面荷降ろした上で左右のハブナットを増し締めしてください。

作業に使ったツール

倒立台又はハンガースタンド。15ミリ、10ミリコンビネーションレンチ。力をかけてナットを開、締めする場合は必ずメガネ部分を使いましょう。

dk